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2007.02.26

ベンツの工夫 その8:こだわりのスイッチ形状

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W202のCには、センターコンソールの上に3つの黒いボタンが並んでいます。

右から、ドアロック、ハザードスイッチを挟んで、次がリア・ヘッドレスト格納、一番左がASRのOFFスイッチです。

で、この黒いスイッチ、指が当たる部分がいい感じに凹んでいて、押しやすくなっています。しかし、一番左のASR OFFスイッチをよーくみると、これだけ、凹み方が浅いんです。

何気ないことなんですが、こういうところにメルセデスの思想を感じるわけです。やっぱりASRって普通はOFFにしないもの、してはいけないものじゃないですか。砂利道だとかそういう特殊な状況下でのみ、OFFにすべきものであって、運転の素人が普段さわるべきものではない。そういう設計者からのメッセージを、このスイッチのたったひとつの凹み具合から、感じ取ることができます。
普通の車なら、見た目の面からも、コスト面からも、わざわざ形状を変えるなんてことしないと思うんです。だって、その分、余分に金型起こさないといけないじゃないですか。金型ってコストがすごくかかる。にもかかわらず、こういうことをする。
実際にどれだけの人が気づくのか、その実効性には多少の疑問があるものの、押そうとしたとき、普段使っている指に吸い付くかのような絶妙な凹みを持つ他のスイッチに触れたときと、明らかに感触が違う。そのとき、何らかのメッセージを感じずにはいられません。

私、こういうのものすごく心に刺さるんですよ。ぐさっと来る。痺れます。こういうの日本車じゃお目にかかったことない。いや、日本車に限らず、他の車でも見たことがない。
さすがメルセデス・ベンツ。感服です。

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