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2007.11.10

ベンツの工夫 その10:一人で作業できるボンネットのラッチ

W202はほんと壊れないので、ねた切れで更新が滞っておりまして、みなさん、すみませんでした。

今日は、暇なんで、有名なボンネット直角開けを試してみることにしました。メルセデスはボンネットの開閉角度が2段階になっているのが有名なんですが、実際に自分でやったことはありませんでした。やってみると、メルセデスらしい工夫が発見できて、雑誌で見る単に直角に開くボンネットという結果だけではないものがありました。

11100013_2 ボンネット・オープナーはごく一般的な位置についていて、迷うことはありません。
11100014 運転席下のオープナーを引くと、メルセデス特有のもう一つのオープナーがグリルの間から出てきます。
11100015

これを引きながら、ボンネットを開けます。

11100001_2 これが通常モードでの角度です。これでもオイルレベルや色の確認、ウォッシャー液の補充などには、不便はしません。しかし、グリルとボンネットが一体になっているので、グリルに頭をぶつけがちです。
11100002 ボンネットは、アームの根本にあるこのラッチ(丸ぽっち)によって、有名な直角開けの状態にならないように留められています。
11100004 ラッチを外すには、ボンネットをもって少し下げ、丸ぽっちにひっかかっているプレートとの間に少し隙間を作ります。
11100003

11100005裏にはラッチを外すレバーがついていますので、これを引きながら、ボンネットを少し戻します。

11100011

するとラッチが引っ込んだまま留まります。

反対側にも同じようにレバーがあるので、反対側に回って、同様にします。

11100006 そのままボンネットを起こしていくと、有名な直角モードになります。
11100008 これだと頭をぶつけることなく、思う存分ボンネットの中の作業ができます。
ボンネット・アームの根本にはダンパーがついているので、下がってきたり重かったりすることはありません。
11100009_2

私が面白いと思うのは、ここからです。
直角に開いたボンネットを元に戻すとき、ボンネットのアームについているレバーを引き、ラッチ(丸ぽっち)を戻すんですが、引くのは、左(向って右)のレバーだけでいいんです。左側レバーを引っ張ってボンネットを押し下げると、右は引っ張らなくても元に戻るんです。

11100010_2

そのしかけは、左右のプレートの形状の違い。
上の写真と見比べてみてください。左側(上の写真)のプレートは、ラッチを引っ掛けているプレートのスペースがラッチを囲むようになっているので、レバーをひっぱってラッチを引っ込めないと閉まらないんですね。
対して、右側(左の写真)のプレートは、ラッチを引っ掛けているプレートのスペースが広くなっていて、レバーを引っ張らなくても通常モードの角度まではフリー。だから、左側のレバー操作だけで、ボンネットは元の位置に戻るんです。
これだと、一人で作業するときに楽ですね。二人同時にレバーを操作しなくてもいいんですから。
メルセデス、こんなところにも工夫がある。さすがです。

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